金村義明氏、西武・松井稼頭央監督の休養は「戦力が足りないですからね。気の毒としか言いようがない」
野球評論家の金村義明氏が30日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金・午後9時)に生出演。西武が26日、指揮を執って2年目だった松井稼頭央監督が休養し、渡辺久信GMが27日付で同職を兼務して監督代行に就任したことについて、私見を述べた。 「これは本当に驚きましたね」と話し出した金村氏。 西武在籍経験も持つ立場から「過去には何回かこういうことがあるんですよ。ただ、オールスター以降とかね。オールスター前後にオーナーに報告に行く時に、ちょっと責任をとるとかね。オリックスなんかは最近までよく監督代行って、ヘッドコーチが代行をやって監督をやるって。ヤクルトもありましたよね」と続けると、「今回は交流戦の前だし、本人はまったく寝耳に水みたいな感じだったと思いますよ。まだ若いですし。僕も彼をよく知ってますけど、まだ2年目でしょ」と話した。 その上で「フロントがしっかりとした満足な選手編成をしていない。使えない外国人選手とかね。(ソフトバンクに移籍した)山川問題もありましたし、投手力は良かったんですけどね」と続けると「でも、これがプロの世界と言ってしまえば、それまでですけどね」と話していた。 「過去の歴史でも、こういうことをしても劇的に変わるというか、ヤクルトの小川監督が代行から監督やられた時くらいしか、僕の記憶にはない。後はあまり変わらないですよ」と続けた上で「僕が取材した中でも松井監督は優し過ぎたのかなという気はします。選手に寄り添う。厳しさというか、選手側に立つ兄貴的存在だったと思います。フロントが編成の上で失敗したというのはあからさまですよね。戦力が足りないですからね。気の毒としか言いようがないです」と話していた。
報知新聞社