「103万円の壁」は政治案件に……政府与党「150万円が相場観」「いっそ国民案を丸のみ」の声も “新経済対策”原案が判明
■多くの議員「最後は政治決着になる」
藤井キャスター 「その103万円の壁の議論は12日から本格化していますが、この後どうなりそうなのでしょうか?」 小栗委員長 「103万円の壁を見直すこと自体は、与野党ともに異論はなさそうです。主な問題は、新たな壁をいくらに設定するのかです。国民民主党は178万円を公約にしていました」 「それに対し、政府与党からは配偶者特別控除が満額受け取れるラインとして『150万円が相場観で1つの選択肢』という声や、『いっそ国民民主の案を丸のみして、財源問題の責任も国民民主に負ってもらおう』という声なども聞かれます」 「ただ、多くの議員が『最後は政治決着になる』という中、自民党内には『不倫問題で玉木さんも強気に出られないだろう』という声があります。また、ある閣僚経験者は『むしろ名誉挽回しようと強気に出てくる可能性もある』という見方を示しています」 「しばし様子見、というのが正直なところのようです」 藤井キャスター 「経済対策の原案について、どう見ていますか?」 長濱ねるさん(俳優・『news zero』火曜パートナー) 「私の友人に、30代になっても奨学金を返し続けている人がいて、それが経済的負担になっていると聞きました」 「これからを担う子どもたちが教育を受けたいと思った時に、その負担を残さないために、そして選択肢を狭めないためにも、教育費や子育ての支援といった分野の対策にも注目していきたいです」 (11月12日『news zero』より)