日立造船子会社に国交省が立ち入り検査 燃料消費率の測定データ改ざん問題で 広島
大手造船メーカー「日立造船」の小会社が、燃料消費率の測定データを改ざんしていた問題で、国土交通省が10日、立ち入り検査を始めました。 【写真を見る】日立造船子会社に国交省が立ち入り検査 燃料消費率の測定データ改ざん問題で 広島 立ち入り検査が行われたのは、広島県尾道市にある日立造船の小会社「アイメックス」です。 日立造船によりますと、エンジンを組み立てた後に行われる試運転のデータについて、実際に測定された燃料消費率と異なる数値を記載していたということです。データの改ざんは、1999年9月以降に行われていて、船舶用エンジン414台で確認されました。 日立造船は「現時点で安全性を疑わせる事案は確認されていない」としていますが、改ざんを行った理由として、データを許容値の範囲内に収めたり、ばらつきを抑えたりするために行われたと説明しています。 アイメックスは、8月末をめどに国交省に対し、全容の解明や再発防止策を報告することにしています。
中国放送