生成と衰弱のダンスを呼び覚ましてみたい、櫻井郁也「心臓法則」
「櫻井郁也ダンスソロ『心臓法則』」が7月13・14日に東京・ストライプハウスギャラリー B1にて上演される。 【画像】櫻井郁也タンスソロ「心臓法則」チラシ裏(他1件) これは、ダンサー・櫻井郁也のソロダンス作品。櫻井は笠井叡に師事し、1997年より美術の櫻井恵美子と十字舎房を設立して、“個”から始まるもの、“ひとつのからだ”による表現の可能性を追求している。上演に向けて櫻井は振付メモに、「『命のリアリティ』をめぐって紡ぎ出される先鋭的ダンサーの新境地。時間を産み、時間を紡ぎ続けようとする『心臓』。そのエネルギーや熱をめぐるイマジネーションが私の脳を乱し裸にする。心臓=生存核、そこでは、何かが始まり、衰弱してゆく。低いつぶやき。きざみ、ずれ、狂い、転倒してゆく、音楽法則。(中略)私は、生まれ、産み、衰え、病み、痛む。私は、弱さや脆さや危うさを抱き受け入れながら、存在し続けようとする。私は、「からだ」なるものの、その奥にある『力と光と波』との対話をさがす。(中略)肉体の底から揺れ出るような、生成と衰弱のダンスを呼び覚ましてみたい」と記している。 ■ 櫻井郁也ダンスソロ「心臓法則」 2024年7月13日(土)・14日(日) 東京都 ストライプハウスギャラリー B1 □ スタッフ 出演・振付・音制作・照明デザイン:櫻井郁也