高木優奈らが悲鳴!? 梅雨入りの日のサスペンデッド 予備日使用なら…/国内女子ゴルフ
アース・モンダミンカップ第2日(21日、千葉・カメリアヒルズCC=6688ヤード、パー72)降雨によるコースコンディション不良のため午前11時7分から4時間18分の中断後、サスペンデッドとなった。競技を完了したのは1組3人だけだった。大会は72ホールの完遂を目指し、23日の最終日に競技が完了できない場合は24日の予備日が使用される。 【写真】カメラに向かってピースサインの高木優奈 梅雨入りの日のサスペンデッドに、一部の選手はざわついた。嘆き節の30人以上に共通するのは、24日に2会場で開催される「日本女子オープン・地区予選」に出場すること。4時間以上の中断中、予選通過が懸かった渦中の選手の話題は「どうする?」「どうしよう?」だった。 アース製薬が主催のこの大会は、規定の72ホールの完遂を目指して予備日を設定している。2020年には最終日が中止となり、翌日の月曜日に最終ラウンドを行った。第2ラウンドを3人しか終了できなかった今回は第3日もサスペンデッドが確定的で、最終日の23日は雨予報。地区予選と同じ24日の予備日が4年ぶりに使用される可能性は高くなってきた。 この日スタートできなかった初日21位の高木優奈は「困りました」と話し、9ホールを消化してスコアを3つ伸ばした通算4アンダーの工藤遥加は「仕方ないかな」とため息をついた。10ホールを消化して通算2アンダーの吉田弓美子も「会場の振り替えとかできないですよね」と思案顔だったが、その願いがかなう可能性はゼロだ。「日本オープン」を主催する日本ゴルフ協会は「どちらかを選んでもらうしかないですが、予選を欠場しても参加料の返還はありません」と説明。まだエントリーを締め切っていない地区予選は2会場あるが、すでにキャンセル待ちの状態という。 ただ、今週はツアー屈指の高額賞金大会。悩める選手たちも最終的には目の前の試合を選択した。初日37位の宮田成華は「女子オープンにはすごく出たい。でも、予備日になったらアースに出ます」。工藤も吉田も「アースです」と答え、「日本女子オープン」は8月12日時点のメルセデスランキング30位以内の資格で出場を目指すことになる。(臼杵孝志)