「交流が生まれる場にしていきたい」と話す比嘉さん

　コワーキングスペース「howlive（ハウリブ）名護宮里店」（名護市宮里1、TEL 0980-43-0110）が4月1日、オープン3周年を迎えた。（やんばる経済新聞） 【写真】観葉植物や間接照明をディスプレーする「ハウリブ名護宮里店」 　飲食事業や食品開発事業を手がける「南西食品」の自社ビル2階で営業する同施設。「マッシグラ沖縄タイムス」（那覇市）は現在、沖縄県内に「ハウリブ」7店舗を展開しており、同店は「南西食品」がフランチャイズで運営する。 　観葉植物や間接照明をディスプレーした名護宮里店の店内には、フリースペース42席と仕切りを設ける「集中デスクエリア」8席、防音を施した個室「フォンブース」3部屋、サテライトオフィスとして貸し出す個室3部屋、会議室1室、シェアキッチン、シャワールームを備える。 　同社経営企画部スタッフの比嘉志穂里さんは「オープンから1年ほどは1日に数人の利用だったが、今では多い日には一時利用だけで約50人の利用がある。利用者の方の声を聞きながら、皆さんが働きやすい環境整備に努めてきた」と話す。昇降式モニターの導入や照明の明暗の調整、会議室の利用シーンの拡大など細やかな要望に応えてきたという。 　利用者は県内外と幅広く、地元のフリーランスなどのほか観光シーズンには県外からワーケーションで利用する人も目立つという。「テーマパークの開業などでやんばるエリアが注目されることが多い中、今年に入ってからは県外からの事業進出などを理由に登記やポスト利用ができる『バーチャルオフィス』会員が増えてきている」と比嘉さん。 　「今後は、利用者同士の交流などを促して当店のコミュニティーも作っていきたい。当店は設備の充実差も売りなので、それぞれの働き方に応じて利用してもらえたら」とも。 　営業時間は9時～21時（土曜・日曜・祝日は19時まで）。