ゼレンスキー氏の独首相批判は不当、NATO事務総長が見解
[ベルリン 23日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は、ウクライナのゼレンスキー大統領によるショルツ独首相批判は不当との見解を示した。DPA通信が23日に伝えた。 ドイツはウクライナを支援しているが、長距離巡航ミサイル「タウルス」の供与を渋っていることにウクライナ側が不満を抱いている。 DPAによると、ルッテ氏は「私はゼレンスキー氏に、ショルツ氏批判は不当だと思うからやめるべきだと度々伝えている」と述べた。 自身はショルツ氏と異なり、ウクライナにタウルスを供与し、その使用に制限を設けることはないとも語った。 ゼレンスキー氏は11月、ショルツ氏がロシアのプーチン大統領と電話会談したことについて「パンドラの箱」を開けたと指摘。プーチン氏を孤立させ、ウクライナでの戦争を「公正な和平」で終わらせる取り組みを損なうものだと批判した。