【大村ボート ルーキーシリーズ第17戦】飛田江己 会心Sから逆転で今年2V 「めちゃくちゃうれしい」
波乱の結末!ボートレース大村の「ルーキーシリーズ第17戦 スカパー!・JLC杯」は31日、12Rで優勝戦が行われた。カド4コースからコンマ03の会心ショットを決めた飛田江己(23=埼玉)が抜きでの優勝。10月3日の江戸川ルーキーシリーズ第14戦以来、今年2回目の優勝となった(通算3回目、大村では初)。2着に常住蓮、人気を集めた新開航は3着までだった。3連単<4><5><1>は1万3830円の31番人気で幕を閉じた。 期末ラストの1走。飛田が最高の形で締めくくった。優勝戦のメンバー、枠番が決まった後、こう言い放った。「F2の人(安河内健)もいるのでスタートを行ければワンチャンスあるかも」。まさに有言実行だ。カドからコンマ03のトップスタートを決めると、迷うことなく仕掛けていく。バックでは内に常住の姿があったが、2マークは冷静に差し返して先頭に立った。内枠両者はG1ウイナー。「めちゃくちゃうれしいです。メンバーも凄かったので」。優勝への喜びはひとしおだった。 今後の引き出しを増やすためにも今節は調整をいろいろ工夫した。1走目こそ舟足に不安があったが、2走目からはかなりアップ。最終的には「エンジンは良かった」と言えるまで仕上げていた。 次走は11月5日から10日までの福岡ルーキーシリーズ第18戦、その後は第19戦の宮島(同14~19日)、芦屋での第20戦(23~28日)と全てルーキーシリーズの斡旋が入っている。「毎節、優出、優勝するぐらいの勢いで行きたいです」。128期の養成所チャンプは輝き続けるだろう。 ◇飛田 江己(とびた・こうき)2001年(平13)5月10日生まれ、東京都出身の23歳。埼玉支部。128期生の養成所チャンプ。21年5月1日の戸田でデビュー。同年10月22日の戸田で初1着。初優勝は22年12月30日の江戸川。主な同期は米丸乃絵、中野仁照ら。1メートル72、血液型A。