東金産オリーブオイル、今年も ハンドクリームが初めて登場 道の駅で販売開始
オリーブ産地化の取り組みを進め10周年を迎えた東金市で、今年も道の駅「みのりの郷東金」でオリーブオイルを販売している。120ミリリットル入り(税込み4800円)を65本、50ミリリットル入り(同1980円)を90本販売する。 オリーブオイルは10月に同道の駅敷地内にあるオリーブの木や、市内農家の畑から収穫した果実約200キロを使用。収穫してすぐに「房総オリーヴ」(睦沢町)の一宮町にある搾油所へ持ち込み完成した。昨年より収穫量は少なかったが、搾油率は上昇した。 温暖な気候がオリーブの栽培に適しているとして、東金市で2014年に産地化の取り組みをスタート。同年に「みのりの郷東金」が産業交流拠点施設としてオープンし、オリーブの木40本が植えられた。市が苗木の配布事業を行い、栽培農家が増えた。 19年秋の大型台風で木が倒れるなど苦労を経て「東金産オリーブ」を使ったオイルを20年に初めて商品化。今年はオリーブオイルを使ったハンドクリームを初めて販売する。道の駅の担当者は「今回収穫したオリーブは『ミッション』が約8割で、個性が味に出ている。スパイシーで肉料理に合う」とアピールした。