ヤオコー川崎市に初進出 デリカ調理場に最も広いスペース 近隣住民の胃袋をつかむべく厚焼玉子やおはぎなど定番品を拡充
ヤオコーは5日、「ヤオコー川崎枡形店」(神奈川県川崎市多摩区)をオープンし川崎市に初進出した。 今後、同店を足掛かりにポテンシャルの高い川崎市南部や横浜市北部で店舗を拡大していく。
敷地面積は2587坪、店舗面積630坪、延床2901坪。 ヤオコーの中では大型店の位置づけとなる。中でもデリカの調理場に最も広いスペースを割き、近隣住民の胃袋をつかむべく「鉄板巻上げ自家製厚焼玉子」「手握りおはぎ」などの定番商品を拡充している。 初年度売上目標は23億円。売上構成比は生鮮33%、グロサリー48%、デリカ19%を計画。
メインターゲットは30・40代のヤングファミリー層。イートインスペースを広めにとり56席を設けている。 サブターゲットが40・50代のヤングミドル層。 ヤオコー全体としてはミルドシニアのための商品開発も強化しており、同店ではスイーツのカップを小サイズ化し多彩な商品を品揃えしている。 健康志向の高まりを受け、住居のコーナーではオーラルケア商品を多めに取り揃えている。 精肉は、週末は黒毛和牛厚切りステーキ、平日はおかずとして食べやすい輸入牛のスティックカットを品揃えする。頻度品の大型パックを値頃感を持たせて提供することでヤングファミリー層への要望にも対応する。 鮮魚は、生まぐろをメインに、冊やスライス、お造りなど取り揃える。週末には「豊洲祭り」を開催して、おすすめの食べ方や様々な調理の仕方を提案する。 野菜は、高糖度や丸玉トマトを豊富な種類で提案。クッキングサポートと連動しトマトを使ったメニュー提案や、大量目の特設コーナーも用意している。
果物は一年を通して産地リレーで提案できるぶどうとカットフルーツを充実させている。暮らしに花を添える切り花や観葉植物は、売場の環境にも鮮度を保つ工夫を加え、美しく長持ちする花と鉢物を取り揃える。 なお同店が入居する建屋では7日に「ノジマ」、8日に「ダイソー」がオープンする。