めざせ甲子園 「自発能動」「自力で勝つ!」仙台一高
東北放送
6日に開幕する高校野球・夏の宮城大会。 注目を集めているのが惜しくも今年春のセンバツ出場を逃した仙台一高。 「自力で勝つ」を合言葉に夢の舞台を目指しています。 【写真を見る】めざせ甲子園 「自発能動」「自力で勝つ!」仙台一高 2024年1月、21世紀枠でセンバツ候補校となるも春は届かなかった甲子園の舞台。仙台一高野球部はその悔しさを夏への強い原動力に変え、前を向いてきました。 小川郁夢主将「無駄になる一日があると甲子園には行けない」 夏は仙台育英や東北など強豪校を倒す自力が必要。 更なる強さを求めて、部員61人、心をひとつに夢の舞台を目指します。 好守の軸となるのが、キャプテンの小川郁夢選手。 小川主将 「スケールの大きいチームになりたい。もっとひと回りもふた回りも大きくなって冬が明けて練習試合をした時に『変わったね』って言ってもらわないと、冬を過ごした意味がないので」 選手たちはこの冬、夏の暑さを乗り切る体力や去年から導入された飛ばないバットに対応するパワーなど夏に照準を合わせて、練習を重ねてきました。 仙台一高は、ふたりの投手が中心です。 主に先発を任せられるのは、変化球の制球力が魅力の安藤舜投手。そして、千葉綾太投手はバッターの手元で伸びる最速143キロのストレートが武器。 ふたりはともに、一冬越えて球速が2キロアップしました。 安藤舜選手 「お互いに動画を撮りあってプロ野球選手とフォームを比較して、どこが足りないのかデータで分析し、投球フォームを変えることにチャレンジした」 しかし、春の地区大会…。 東北学院相手に、持ち前の制球力が定まらずまさかの7回コールド負け。 1試合ごとに課題を見つけ納得がいくまで話し合うバッテリー。 ”自力”で勝つために…。 安藤選手 「投手力が鍵になってくると思うので、千葉投手とどう抑えるか考えて戦いたい」 千葉綾太選手 「夏は自力で県のどの学校よりも長くみんなで野球が出来るように、一戦必勝で頑張りたい」 仙台一高の標語は「自発能動(じはつのうどう)」。 春の悔しさを糧に自発的に努力を重ねてきた一高ナイン。 いよいよ夏の挑戦が始まります。 小川主将「宮城大会で優勝して甲子園に行きます!」
仙台一高は10日の初戦で仙台三高と対戦します。 どんな熱戦が繰り広げられるのか。 いよいよ6日、夏の宮城大会が開幕します。
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