【NFL】悪夢のようなルーキーシーズンを乗り越え、再起を図るパンサーズQBヤング
カナルスHCがオフェンスを指揮し、新しいメンバーが加わってヤングのサポート体制が整った2024年には、同じ結果は生まれないとパンサーズファンは信じている。
最も重要なのは、パンサーズがヤングのチーム内での地位を揺るがせていないことだ。ヤングは依然として中心選手であり、なかにはヤングが2024年以降に偉大な選手になると信じている人もいる。
ベテランのバックアップQBアンディ・ダルトンは「彼にこのオフェンスの鍵を託すことで、自信を植えつけているんだ。ブライスは去年やらなかったことを、経験を積んだ今年はやってのけるだろう。すでにその片鱗を見せているよ」とコメントした。
とは言え、ヤングが突然チームを盛り上げる存在になるというわけではない。物静かな姿勢が際立つヤングは“ありのままの自分を貫くつもり”であり、“自分ではない誰かになるつもりはない”と打ち明けている。
しかし、少なくともヤングはNFLレベルで大苦戦するとはどんなことなのかをすでに知っている。ヤングには、それでキャリアを棒に振るつもりはない。将来の課題を克服し、他のチームでクオーターバックを輝かしいキャリアに導いたことで知られるカナルスHCの下で実績を残すことができれば、QBトレバー・ローレンスやQBジョー・バロウのように2年目の飛躍を遂げて、チームメイトの期待に応えるかもしれない。
ヤングは「俺は完璧にはほど遠い。誰にでも苦労はあるし、いい日も悪い日もある。でも、どのシーズンでもそうだけれど、いろいろなことが起こってストレスのかかる状況が多い時期こそ、精神的に物事を見失わないようにすることが大事なんだ」と話した。