【今注目】欲しくなったらその場でゲット!?新スタイル「現地寄付型」ふるさと納税の魅力とは(静岡)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
エブリーライフは…、欲しくなったらその場でゲット!?今注目!新スタイルの「ふるさと納税」調査!! 2023年度、初めて1兆円を突破し4年連続で過去最高を更新した「ふるさと納税」。いまや1000万人が利用する人気の秘密は、お得で魅力的な返礼品にあります。例えば、黒毛和牛やカニなどの高級食材も実質2000円でゲットすることができちゃうんです。 しかし、多くの場合、サイトで返礼品を選び申し込んでから実際に商品が届くまでにはかなりのタイムラグがあります。「欲しいと思ったときに、すぐに返礼品を受け取りたい!」そんな利用者の声に応える形で新たに、画期的な方法が誕生したのです。それが「現地寄付型」のふるさと納税。飲食店などに行って、そこで寄付をすると、その場で返礼品が受け取れるシステムです。沼津市や三島市では、2024年から、「ふるさとGO」という名前でこのシステムをスタート。これを導入したお店の一つが、うなぎ問屋が運営する人気のうなぎ専門店「うなぎ処 京丸」です。 (うなぎ処 京丸 主任 杉山 恭介さん) 「当店では、ふるさと納税の返礼品として、うな重の飲食代をご用意しております」 ふっくら焼き上がりおいしそうな“うな重”。お店に来て「食べたい!」と思ったら、沼津市へのふるさと納税を使って、この場ですぐに、この「うな重」を返礼品として食べることができるのです。 (高山 基彦 キャスター) 「鼻にぬけるこの香ばしい香り、そしてうなぎの優しいうまみ、甘味、幸せです。とっても贅沢な時間を過ごしています」 気になる利用方法ですが…。まず、お店に置かれた専用の二次元コードをスマホで読み込みます。すると、この店専用のページが表示されそこに利用した金額を入力します。今回は「うな重」3,608円。 すると、これに必要な寄付金額が表示されるので、支払いを行い、最後に確認画面をお店の人に見せれば完了です。事前に会員登録は必要ですが、支払いの所要時間は約1分。とっても簡単です。もちろん、ふるさと納税で支払った分は、自己負担分の2000円を除き、全額が住民税などから控除されるため、年収で決まる限度額内であれば、何度利用しても実質2000円で楽しむことができます。このお店では、うな重以外のメニューでも利用可能です。 (うなぎ処 京丸 主任 杉山 恭介さん) 「日に日に利用者も増えています」 (うなぎ処 京丸 主任 杉山 恭介さん) 「お客様に好きなメニューを食べていただいて、ふるさと納税をご利用いただくということで、お店としてもお客さんに満足していただける形としては、一ついい形だと思います」 このシステムを開発した沼津市の会社は「地元に観光客を呼び寄せたい」という思いがあったといいます。 (株式会社マイウェイ代表取締役 岩﨑 啓さん) 「ふるさと納税を使って観光客集客ができないかという風なことを考えて、リリースをさせていただきました」「現地に訪問して自治体を肌で感じて、そこに納得して寄付するサービスになります」 観光型のふるさと納税を目指す「ふるさとGO」は、返礼品として観光施設などで様々な体験をすることもできます。 (三島スカイウォーク 本間 双美さん) 「スカイウォークでは、つり橋の入場チケットと、つり橋の渡った先で体験できる、アクティビティのご体験が返礼品として体験できます」 ここではロングジップやセグウェイ、バギーなどの人気のアクティビティが、「ふるさとGO」を利用して体験できます。 (三島スカイウォーク 本間 双美さん) 「7月に導入した結果、コロナ禍以前に(ふるさと納税で出た)チケット一年間分よりも、(「ふるさとGO」が始まった)7月8月の2か月で、返礼品が上回ったという結果が出ております。今後も施設として期待していきたいと思います」 事前に申し込みをしてチケットを受け取る従来の形と比べて、その場ですぐにアクティビティが体験できる手軽さが、利用者には好評のようです。 さらに「ふるさとGO」はこんな施設でも。 (影山鉄工所 吉川 諒さん) 「ここでは、溶接体験ができる、ふるさと納税返礼品をやっております」 自分で溶接して、世界に1つだけのアイテムを作れる「アイアンプラネットベースオブ沼津」。サイドテーブルにシェルフ、サインプレートなど10種類以上のメニューの中から自分が作りたいメニューを選択できます!初めての人でもお店の方がマンツーマンで指導してくれるので安心です。 (影山鉄工所 吉川 諒さん) 「『ふるさとGO』を導入したことによって、全メニュー来ていただいてから返礼品として選んでいただけるので、メリットがありますね」 現地で実際に見て雰囲気を確かめてから返礼品を決められる、新しい形のふるさと納税。寄付だけでなく、実際にその地域を訪れることが、新たな応援にもつながりそうです。