どちらも“強い風”渦巻くが…「つむじ風」と「竜巻」 発生の仕方などに大きな違い
栃木・真岡市で22日、つむじ風が発生し、家庭菜園の資材を数百m吹き飛ばした。 米・オハイオ州では14日に竜巻が発生し、3人が死亡した。 気象庁によると、どちらも強い風が渦を巻く事は同じだが、大きな違いがあるという。 【画像】竜巻の直撃を受け、3人が死亡した住宅の様子
つむじ風と竜巻で被害
22日、栃木・真岡市。 突然、目の前に巨大な渦が現れた。つむじ風とみられる。ゴーッという風の音と共に、茶色い土が上空へと巻き上げられていく。 つむじ風は約10分続き、家庭菜園の資材を数百m吹き飛ばしたという。 一方、14日にアメリカ中西部オハイオ州を襲ったのは竜巻。 男性が「見ろよ!竜巻だぞ!」と叫ぶ。直撃を受けた街は大きな被害を受けた。この竜巻で3人が死亡している。
上空の天気に差
つむじ風と竜巻。どちらも強い風が渦を巻く事は同じ。 しかし、大きな違いがあった。 映像を見比べると、つむじ風の上空は晴れているが、竜巻の上には雲があった。 気象庁によると、つむじ風は建物などに風が当たった影響で、地表付近に発生する渦巻き。寿命は短く、被害が生じることはまれ。 一方、竜巻は積乱雲に伴う強い上昇気流により発生する激しい渦巻き。多くの場合、漏斗状または柱状の雲を伴っている。 (「イット!」 3月29日放送より)
イット!