“政治とカネ”で迷走続く…自民党富山市連が1区は現職・田畑氏一本化で戦う体制確認「変えるつもりない」
富山テレビ放送
自民党総裁選後に早期解散総選挙が囁かれる中、衆院選富山1区の候補者選考で迷走を続ける自民党。 現職の田畑裕明衆議院議員の信任を問うアンケートの実施方針から一転、公認候補として推すことに決定した経緯に、一部の党員から異論が出るなか、富山市連が会合を開き、対応を協議しました。 自民党富山市連は、18日、常任総務会を開きました。 会合は非公開で行われ、衆院選富山1区の候補者選考を巡り、県議、市議と各校下支部との間で意見の乖離があったことについて今後の対応が話し合われました。 次期衆院選を巡り、市連の県議や市議は「政治とカネ」の問題で批判が高まる田畑議員の信任を問うアンケート調査の実施を決めていましたが、8日の支部長・幹事長会議でアンケートをせず、田畑議員を推す意見が大勢を占めたことから、一転、公認候補として推すことが決まりました。 18日の会合では、田畑議員一本化で選挙を戦う体制を確認したということで、会合後、富山市連の中川支部長は「田畑議員を推す考えを変えるつもりはない」と述べました。 この問題では、田畑議員一本化に異論を唱える蜷川支部が独自にアンケート調査を実施することを決めたほか、企業後援会からは「いまの状況で選挙は戦えない」などの厳しい意見があがっています。 早ければ10月下旬にも行われる解散総選挙への影響に注目が集まっています。
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