２０２４年８月以降、首都圏を中心に相次ぐ一連の強盗事件について、警察は、実行犯がＳＮＳなどよるいわゆる「闇バイト」で集められたとみています。 これを受けて警察庁は、犯罪に加担しないよう呼びかける異例の動画を公開しました。 鹿児島県警も「闇バイト」に警戒を強めています。 警察庁　生活安全企画課・阿波拓洋課長 「警察からこのような犯罪（闇バイト）に加担しようとしている方へ伝えたいことがあります。自分自身や家族への脅迫が理由であっても強盗は凶悪な犯罪です」 これは１０月１８日に警察庁が旧ツイッターのＸで公開した動画です。 警察庁の幹部が、直接特殊詐欺や強盗の犯罪の実行役を募集する、いわゆる「闇バイト」への注意を呼びかけています。 「闇バイト」では、断ろうとした人やその家族に、指示役が危害を加えるなどと脅迫し、犯罪に加担させられるケースがあることから、「警察が確実に保護する」と伝えています。 警察庁　生活安全企画課・阿波拓洋課長 「勇気を持って抜け出し、すぐに警察に相談してください。警察は相談を受けたあなたやあなたの家族を確実に保護します」 また、警察庁は、動画の公開に合わせて相談してきた人を適切に保護するよう全国の警察に通達を出しました。 これを受けて県警でも「闇バイト」への警戒を強めていて、ＳＮＳでの高額な報酬をうたう勧誘には決して乗らないよう呼びかけています。 また「闇バイト」に関わったり、脅迫を受けた場合にはご覧の番号のほか、近くの警察署や交番で相談を受け付けています。