祭り参加者が馬に跳び蹴り、愛知 動画拡散、虐待と批判相次ぐ
愛知県高浜市の春日神社で毎年行われる伝統的な祭礼「高浜おまんと祭り」で、参加者が馬に跳び蹴りしていたことが3日、市への取材で分かった。X（旧ツイッター）で動画が拡散され「動物虐待」との批判が相次いだ。市は主催団体に事実関係を確認し、再発防止を求め口頭注意した。 市などによると、春日神社の境内に円形の馬場を組み、参加者が馬と並走する祭礼。今年は9月30日と10月1日に開かれた。跳び蹴りが確認されたのは初日で、例年の祭りでは行われない行為だという。馬にけがはなかった。 祭りは、200年以上の伝統があるとされ、市の無形民俗文化財に指定されている。 会場となった春日神社は1日、ホームページで、不適切な行いだったと考えており再発防止を図るとして「大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。 春日神社は共同通信の取材に対し「馬が普段とは逆回転し、参加者が制止しようとしたのかもしれない」と説明した。
愛知県警は、馬への跳び蹴りが動物愛護法に抵触する可能性があるとして経緯を調べる。
