【韓国ドラマ】悪役でも輝く!2PMテギョンが語る大ヒット作『ヴィンチェンツォ』とは?「K-ドラマフェス 2024 with Studio Dragon」レポート
最初のコーナーは、【ファンが選ぶ『ヴィンチェンツォ』名シーン総選挙】。10のシーンから、テギョンが演じたチャン・ジュヌにまつわる好きな場面を事前にアンケートし、投票したファンのコメントをヒントに、1位、3位、5位のシーンをテギョン自身が当てるというものだ。 まずは、5位。選ばれたのは、「ウサン法律事務所のメンバーの前で、自らの正体を明かす場面(第6話)」だったが、ファンのコメントを深読みしすぎて不正解に。「難しい~!もっとヒントをください~!」と、苦戦ぎみのテギョン。 3位は、「何度見ても、すごい演技に惹き込まれる!」というコメントに、照れ隠しなのか、「どんなヒントですか!感想じゃん!」とツッコみも。しかし、ここではしっかりファンの真意を読みとり、「報復により豚の血を浴びて、ヴィンチェンツォをにらむシーン(第13話)」と見事正解を言い当てた。 ちなみに、このシーンでは、作りものの豚の血について、フードカラー(食用色素)と砂糖をまぜてジェル状にしたもので、「思ったより重い」と、その重さを力説していたのが、おかしかった。 1位は、「工場の放火の場面かな…」というテギョンに、会場のファンから「えー!」という反応が。これを受け、「か、変えてもいい?」と日和っていたのが、面白くもあり、可愛くもあり。結局、「ヴィンチェンツォに銃を向けられ、涙をうかべる場面(第11話)」を答え、正解に。「皆さんが思う、僕の見どころは涙が出るところなんですね」と、納得した模様だ。 そして、ここでパク・ジェボム作家からテギョンへお手紙でメッセージが。「主人公の宿敵ジュヌは、テギョンでなければやり遂げることができなかった、最高のヴィランだった!」と称賛の言葉をもらい、「台本では苦しめて、手紙ではこういう言葉をくださるですね!」と、嬉しそうにしていた。
その後は、ファンからの質問コーナー。初の悪役についての感想を訊かれると、「サイコパスの考えをイメージしながら演じなければならなかったので、それがつらかった。普段は作品が終わるとすぐに本来の自分の戻るタイプだが、この役は抜けるまで結構時間がかかった。休暇で済州島に行ったとき、車を運転しながら海を見て、涙が止まらなくなった。そのとき、思ったよりつらかったんだなと自覚した」と、当時の心情を明かしてくれた。 つらかったのは、テギョン本人だけではない。最終話でジュヌが無惨に殺される場面では、「母はずっとヴィンチェンツォを応援しながら観ていたけれど、このシーンでは『私の息子がぁ……』と泣いていた」と告白。悪役は、見る家族もつらいことを明かしてくれた。 ちなみに、次回悪役をやるなら、「人を殺すのではなく、詐欺師のような役がいい」という話も。たとえドラマでも、人を殺す役は苦しいようだ。 また、客席をABCDの4ブロックに分け、テギョンに伝えたいメッセージをブロックごとに担当分けし、一斉にさけんだとき、果たしてテギョンは聞き取れるか?というチャレンジも。が、まったく聞き取れないテギョンのために、なんとトロッコが登場。ブロックごとに客席の近くまでトロッコに乗って移動し、そこで再度、ファンの声を聞くことに。 トロッコで移動中は、ファンのうちわのメッセージに応え、ハートポーズをしたり、「お誕生日おめでとう!」と声をかけたりと、完璧なファンサービスで観客のハートを射抜いていた。 ちなみに、メッセージは「テギョン」「すべての」「瞬間が」「奇跡」だったのだが、「テギョン」「すべての」までは聞こえたものの、「週末が」「ステーキ」に空耳したようで、自分でツボに入っていたのもおもしろかった。 さらに、テギョンからのプレゼントとしてフォトタイムも。ここで、再びトロッコに乗って会場を周遊。客席の後方までまわり、くまなくファンとの交流を楽しんでいた。 最後は、「また会える日まで、風邪など引かないようにしてくださいね」とファンへの気遣いを見せたテギョン。年末には、テギョンが出演した日本映画『グランメゾン・パリ』も公開。日本のファンの会える機会も増える模様だ! ●オク・テギョン Profile 1988年12月27日生まれ。186cm。2008年、“野獣アイドル”2PMのメンバーとしてデビュー。2010年、ドラマ『シンデレラのお姉さん』で俳優活動を本格スタート。アーティストを目指す若者たちの夢と恋、友情を描いた大ヒット作『ドリームハイ』で注目を集め、以降、ロマンスのみならず、ヒューマン、サスペンスと幅広く作品を選択、俳優としても独自の立ち位置を築いている。おもな出演作に、『ハートビート』(2023年)、『御史(オサ)とジョイ』(2021年)、『ザ・ゲーム~午前0時:愛の鎮魂歌(レクイエム)~』(2020年)など。
韓国TVドラマガイド編集部・高橋尚子
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