【UFC】ミドル級7位イマボフが4位キャノニアにTKO勝ち、復活レイエスがジャコビーをKO、19歳バンタム級ロザスJr.がトゥルシオスに一本勝ち
◆ドミニク・レイエスが4年8カ月ぶりの復活KO勝ち
【コ・メインイベント】 ▼ライトヘビー級 5分3R 〇ドミニク・レイエス(米国)205lbs/92.99kg 13勝4敗(UFC7勝4敗) [1R 2分00秒 KO] ×ダスティン・ジャコビー(米国)204.5lbs/92.76kg 19勝9敗1分(UFC7勝6敗1分) レイエスは、2017年のUFC参戦から6連勝。今大会メインのジャレッド・キャノニアを1R TKOに下すと、OSP、ヴォルカン・オーズデミア、クリス・ワイドマンに勝利も、2020年2月のライトヘビー級王座戦でジョン・ジョーンズに判定負けで戴冠ならず。同年9月の王座決定戦でもヤン・ブラホヴィッチに2R TKO負け。その後、イリー・プロハースカにKO負け、2022年11月の前戦でライアン・スパンにKO負けと4連敗中。 対するジャコビーは、2016年のGLORYミドル級コンテンダートーナメント優勝者。2011年からUFCに参戦し、2連敗でリリースも、キックに戻り、GLORYでタイトルに挑戦するなど活躍。2020年のコンテンダーシリーズで勝利し、UFCと再契約。6勝1分けでカリル・ラウントリー・ジュニアとアザマト・ムルザカノフに判定負けで2連敗後、ケネディ・エンジーチュクーに1R TKO勝ち。2023年12月の前戦でアロンゾ・メニフィールドに判定負けした。 1R、サウスポー構えのレイエスにジャコビーはオーソドックスからスイッチして左ロー。レイエスは左ストレート。ジャコビーは左カーフを当てる。インローも。ワンツーを突くジャコビー。ケージに詰めて右を当てる。 レイエスは左ミドル、詰めるジャコビーに下がりながら左ストレートをヒット。グラつくジャコビーを追うレイエスは首相撲ヒザ。崩れたジャコビーにレイエスは立ち際に左右ラッシュ! レフェリーが間に入った。 レイエスは4年8カ月ぶりの復活KO勝ち。
◆19歳ラウル・ロザスJr.がスクランブル戦を制して一本勝ち
UFC最年少の19歳・ロザスJrは、メキシコ系アメリカ人グラップラー。コンテンダーシリーズで勝利しUFC入りを決めると、ジェイ・ペリンに初回リアネイキドチョークで一本勝ちデビュー。しかし、UFC2戦目のクリスチャン・ロドリゲス戦では、1Rのアグレッシブな寝技でスタミナ切れし判定負け。2023年9月のテレンス・ミッチェル戦では打撃戦を挑み、1R KO勝ちを収めている。 対するトゥルシオスは、2021年のTUF29バンタム級で優勝。ブレイディ・ヒースタンドにスプリット判定勝ちすると2022年7月にアイマン・ザハビに判定負け。2022年11月の前戦で、UFC0勝2敗のケビン・ナティブダドにスプリット判定で競り勝っている 1R、サウスポー構えのロザスJr.にトゥルシオスはオーソ。グローブタッチ無しで飛び込むトゥルシオス。ロザスJrはダブルレッグテイクダウン。尻を着いて上体を金網に立てるトゥルシオスを横に寝かせるロザスJrはハーフガードからパス狙いも、トゥルシオスはフックガードで両足を入れて浮かせて左小手で金網使い立ち上がり。 ヒザを打つトゥルシオスにダブルレッグテイクダウンのロザスJr。スイッチ狙うトゥルシオスだが背中を見せながら立ち上がり。そこにバック狙うロザスJrだが左足がかからず下に。 トゥルシオスは鉄槌からバック奪取! 4の字ロックからリアネイキドチョークへ。まだアゴ上で正対したロザスJrはスクランブルするトゥルシオスのバックを奪い返しホーン。 2R、跳びヒザで詰めるロザスJrはそのまま詰めてダブルレッグテイクダウン。立とうとするトゥルシオスのバックを奪うとリアネイキドチョークへ。4の字ロックから右回りで1回転してリアネイキドチョークを極めた。試合後、ロザスJrは「母に家を買ってあげたいんだ。デイナ、ボーナスを」と語った。