大相撲初場所で幕内昇進“大の里”「正直ここまで強くなるとは」小学校時代の指導者も熱い期待
日本相撲協会は来月開かれる初場所の新番付を発表し、石川県津幡町出身の大の里が見事、新入幕を果たしました。所要4場所での幕内昇進です。大の里の地元、津幡町では、役場の壁面に懸垂幕を掲げ、西前頭15枚目での幕内昇進を祝いました。 【写真】幕内昇進を果たした大の里 大の里は、今年5月場所で初土俵を踏み2場所で十両に昇進、先月の九州場所では優勝決定戦で敗れはしたものの十両2場所を12勝3敗で終え所要4場所で新入幕を果たしました。 金沢市内で飲食店を経営する梅田貴夫さんは、大の里を小学校1年から6年間、津幡町の相撲教室で指導しました。梅田さんは「小学校の時は体が大きく強い選手がいたので正直ここまで強くなるとは思わなかった」と話します。 ちょい呑みダイニング貴・梅田貴夫さん「大の里は、ずば抜けて大きくもなかったし相撲の大会でも目立った存在ではなかった」 ■大の里のプライベート?常連客と共に酒を酌み交わす姿も 大の里はこれまで何度もお店に顔を出し、常連客とも一緒に酒を飲んでいたということで店内には写真も飾られています。常連客に話を聞くと「とことんテッペンまで目指してほしい」と語っていました。 ちょい呑みダイニング貴・梅田貴夫さん「今の弱点を克服して自分の型というものを身につければ(横綱も)夢ではない」 津幡町役場には、同じく初場所で十両昇進を決めた、津幡町出身の欧勝海の懸垂幕も掲げられ2人の活躍が期待されています。津幡町の矢田富郎町長は「1年か2年以内に2人が対戦する相撲を興味深く待ちたい」と話していました。
北陸放送