今が史上最強!? 日本代表、最新メンバー市場価値ランキング2位。70億超えもまだ未完成? ドリブル自慢の課題とは?
2026年FIFAワールドカップ(W杯)・アジア最終予選の11月シリーズに向けて、サッカー日本代表のメンバーが発表された。アウェイ2連戦で勝利を飾ってW杯出場に近づきたいところだが、今の日本代表であれば十分可能だろう。そんな史上最強とも言われる現在の日本代表の選手たちを市場価値ランキングで順位ごとに紹介する。データは11/14時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合はサイトに準拠。
2位:三笘薫(みとま・かおる) 生年月日:1997年5月20日 所属クラブ:ブライトン(イングランド) 市場価値:4500万ユーロ(約72億円) サッカー日本代表で2番目に高額な市場価値を誇るのは、イングランドのブライトンに所属する三笘薫で、その額は4500万ユーロ(約72億円)となっている。 三笘は2021年夏に川崎フロンターレからブライトンに加入したときの市場価値が180万ユーロ(約2億8800万円)だった。そこからベルギーのユニオン・サン=ジロワーズへの期限付き移籍で経験を積み、2022年夏にブライトンに復帰している。 その後プレミアリーグでブレイクを果たし、鋭いドリブルで相手守備を切り裂く活躍を見せた。最終的に2022/23シーズンのリーグ戦では7得点6アシストを記録。この活躍もあってか、2023年10月に市場価値が5000万ユーロ(約80億円)に到達した。 2023/24シーズンは、負傷による離脱もあり市場価値がやや下がったものの、現在でも4500万ユーロと高い金額を維持している。日本代表としても存在感を放ち、2026年FIFAワールドカップ(W杯)・アジア最終予選の初戦、中国戦では1得点1アシストを記録。その後も多くの決定機を演出している。 三笘が左サイドで1対1の局面をつくれればチャンスがひろがる可能性は高く、日本代表の攻撃陣が一斉に動き出す。この三笘にボールが入ったときの期待感は、多くのファンを魅了している。 ただ、今シーズンの三笘はプレミアリーグでここまで1得点2アシストと、得点関与という点で目立った成績を残していない。 これについて、ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督は今月9日、英メディア『The Argus』に対して、「素晴らしい動きを見せているが、正しい方法でプレーをやり遂げきれずにいる」と指摘。 「我々は彼を助けようとしている。多くの選手がペナルティーエリア内に入れば、得点の割合は必ず高くなる。正しいボールタッチ、正しいシュート、正しいクロス、正しいポジション。1ヤードのズレが違いを生み、1秒のズレがミスを生む。こういった細かいところに取り組んでいる」と語っていた。 ブライトンの指揮官によれば、日本最高のドリブラーである三笘には、まだ成長の余地があるということ。さらなる飛躍が期待される。
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