阿部一二三「完ぺきならロスまでの4年が苦しくなっていた」涙の混合団体から一夜明け心境 物議ルーレット抽選には「きたら絶対やり返してやると」
パリ五輪での戦いを終えた柔道日本代表の阿部一二三、詩兄妹、角田夏実、永山竜樹が4日、フジテレビ「Mr.サンデー」に出演した。 【写真】表彰台で妹の阿部詩に優しく声をかける兄の阿部一二三 グッと心に刺さる2ショ 3日の混合団体戦での自国開催のフランスとの激闘が話題となっている中、王手のかかった5試合目で1階級上の銀メダリスト、ガバに敗れた一二三は「本当にピーキングの難しさを実感しましたし、勝負所で決めきれなかった弱さを感じた」と振り返った。 個人戦では2連覇を達成し、この日、東京のスタジオで出演していた野村忠宏氏の3連覇に並んだ。「野村さんの3連覇にリーチをかけられた。まずロサンゼルス五輪で3連覇して、並びたい」とうなずいた一二三に、野村氏は「これからロスまでの4年間、年齢も重ねるし、ライバルも誕生する。色んな変化があって、過酷な道のりになると思う。どういう歩みを?」と質問すると、一二三は「正直、団体戦を勝ち切って完ぺきに終わってたら、ロスまでの4年間は苦しいものになっていたと思う。気持ち的にも。(団体戦で)悔しい思いして、妹も今回負けてしまって。うれしい気持ちも悔しい気持ちも味わえた。新しい気持ちでまた4年間頑張れる。フレッシュな気持ちで」と、爽やかに語った。 物議を呼んでいる団体戦での決定戦に出場する選手を決めるデジタルルーレット方式の電子抽選については「ああいう形なのは知ってました。いや正直どきどきする」と笑いつつ、「心の中で準備していた。きたら絶対にやり返してやるって思っていた」と明かした。