蒔絵の年賀はがき作り最盛期 福島県会津若松市
会津漆器に使われる蒔絵(まきえ)を施した年賀はがき作りが、福島県会津若松市の関漆器店デザイン室で最盛期を迎えている。 来年の干支(えと)の「巳(み)」にちなんだ白蛇や玩具の竹蛇、起き上がり小法師(こぼし)、紫式部など5種類の絵柄を作っている。女性職人がお年玉付き年賀はがきの裏面に何色も版を重ねて刷り、金粉などをまいて仕上げている。 1枚770円から990円(いずれも税込み)。同店や福島市の県観光物産館(コラッセふくしま1階)、郡山市のうすい百貨店で12月1日に発売する。毎年コレクションするファンも多く、同店では飾り用スタンドも1650円(同)で取り扱う。 関盛夫社長は「白蛇は弁財天の使者で、財運や繁栄をもたらすとされる。脱皮を繰り返して成長するヘビのように、前向きな新年にしたい」と話している。