生きたインコを「ゆうパック」で一方的に送付!? 「命をなんだと」保護団体怒り 神庭亮介氏「“中途半端な優しさ”が仇になった」 対策は?
今回送られてきたインコは、当初は餌をあまり食べずおとなしかったが、すぐに元気になったという。その後、高見さんのもとには「このインコを飼いたい」という人たちからのメールが100件近く届いたという。 「2名ぐらい今日見に来られ、その中の一人が信頼できる方だったので、その方に託した。その方は『今日病院に行って健康をチェックし、家に連れて帰る。幸せにしたい』と言ってくれた。安心できる人に託せたと思う」
小型の鳥類は近距離(同一都道府県内)ならゆうパックで送付可となっているが、この問題についてダイヤモンド・ライフ副編集長の神庭亮介氏は「インコを送った人の“中途半端な優しさ”が仇になった」と指摘した。 「本当に何も考えていない人だったら、インコをそのまま外に逃していただろう。しかし、ペットの鳥が野生で生きていくのは難しい。それは忍びないので、『大事に飼ってくれる人に送ろう』と考えたのかもしれない。とはいえ、空気穴がないなど送り方に問題があり、匿名で送った点も不誠実だと感じる」 さらに、二度とこのような事態に陥らないための対策として「鳥を送る際のガイドラインや自主規制基準が必要ではないか。そうした情報を事業者だけでなく一般の人に周知していかないと、またこういうことが起きる」と指摘した。 (『ABEMAヒルズ』より)