今永虎雅、「ホッとしています」激戦制しプロデビューから無傷の7連勝 ライト級トーナメント決勝【ボクシング】
ボクシングの賞金500万円「アジア最強ライト級トーナメント」の決勝戦が21日、東京・後楽園ホールで行われ、今永虎雅(たいが、25)=大橋=が齊藤陽二(29)=角海老宝石=に8回判定3―0で勝ちプロデビューから無傷の7連勝(5KO)を飾った。初回からの強打で3回にはダウンも奪取。だが、4回以降はガードを固めながら前進し強打を振る齊藤の粘りにのまれてパンチを食う場面も出て、満員の場内が沸く大激戦となった。今永はその中でも強く重いジャブなど有効打数で最後まで上回り、ジャッジ1人がフルマークで5~9ポイント差で大差判定勝ちした。 「めちゃくちゃホッとしています。力んだ部分もあったんですけど、齊藤選手もめっちゃ打たれ強くて気持ちも強くて。初めてまともに何発かもらって、顔が腫れたりもしています。でも、こういうのも経験して成長できるのでよかったかなと思います」と、アマチュアで国際大会を含め10冠を獲得したエリートは笑顔で振り返った。 優勝賞金500万円は自らの米国スパーリング合宿費用にあてると話していたが「大橋会長が合宿費用を出してくれると言っていたので。会長よろしくお願いします」と話し場内を笑わせた。大健闘の末に敗れた齊藤は8勝(8KO)4敗2分けとなった。
中日スポーツ