7回に同点ソロホームランを放った、栃木ゴールデンブレーブスのコウチーニョ

　9月28日に、独立リーグの日本一を決める『日本独立リーググランドチャンピオンシップ2024』の準決勝が小山運動公園野球場（栃木）で行われ、第2試合の栃木ゴールデンブレーブス（以下、栃木GB）は、北九州下関フェニックス（以下、北九州）に競り勝ち、決勝進出を決めた。 【写真】初戦で三打席連続ホームランを放った、栃木ゴールデンブレーブス武蔵 　栃木GBは初回から北九州先発の荒巻千尋を攻め、2番・菅野秀斗、3番・小倉由靖の連打などで一死満塁のチャンスをつくるも、後続が倒れ無得点に終わった。 　栃木GB先発の竹本徹は、3回二死一三塁のピンチを招くと、バッテリーミスで先制を許したものの、5回までを1安打に抑える快投を見せ、後続にマウンドを託した。後を受けた齊藤鳳人らリリーフ陣も北九州打線を無得点に抑え、試合は0対1のまま終盤へと進んだ。 　ここまで再三ランナーを出しながらも本塁が遠かった栃木GBだが、7回に8番・コウチーニョがバックスクリーン右にソロホームランを放ち試合を振り出しに戻した。 　その後、両チームともにチャンスをつくりながら、あと一本が出ずに試合は延長戦へ突入する。 　無死一二塁のタイブレークで始まる10回表。栃木GBは先頭の1番・武蔵が左中間にタイムリーツーベースを放ち、2人が生還すると、5番・出原康希、6番・田代優翔にもタイムリーが飛び出し一挙4得点に成功した。 　このまま逃げ切りたい栃木GBは、吉川光夫が、併殺崩れと失策の間に2点を失うも、逆転を許さず、5対3で試合終了。 　決勝戦は、準決勝第一試合に勝利した、信濃グランセローズとの対戦となる。シーズン最下位からの大逆襲まであと1勝。目が離せない一戦となりそうだ。 ■9月29日（日） 決勝 12:00～ 信濃グランセローズ 対 栃木ゴールデンブレーブス 会場:小山運動公園野球場（栃木県小山市向野187）