「LED電球」と「白熱電球」では年間でいくらくらい差がありますか?
自宅で過ごす時間が長いと気になるのが電気料金です。リモートワークにより自宅で過ごす時間が増え、電気料金の上昇にお悩みの方もいることでしょう。 本記事では、照明機器に注目し、LED電球と白熱電球の違いを紹介するとともに、電気料金はどちらがどれくらいお得になるかを解説します。
LED電球と白熱電球の違い
LED電球と白熱電球の利用でどちらがどれくらいお得になるかを計算する前に、電球そのものの違いについて紹介します。LED電球と白熱電球にはどのような違いがあって省エネ性能に差が生まれるのかを知るために、それぞれの特徴をチェックしましょう。 ■LED電球の特徴 LED電球は電圧を加えると発光する特徴を持っています。省エネ性能に優れており、高い発光効率と長寿命が魅力の製品です。また、赤外線や紫外線をほとんど含まないため、人体や環境に優しいとされています。 LED電球は1000~3000円ほどで購入可能です。9.4WのLED電球を1日5.5時間点灯させた場合の目安電気料金は、年間510円ほどです。寿命は4万時間ほどと長持ちするため、頻繁に取り換える必要がありません。 ■白熱電球の特徴 白熱電球はエジソンが発明したことでも有名な照明器具の一つです。白熱電球の中にはフィラメントと呼ばれる細い線が入っており、電気を流して熱することで強い光を放つ仕組みです。白熱電球はぬくもりのあるやわらかい光を放つ特徴があります。 白熱電球はおよそ約100円と安価で購入可能です。54Wの白熱電球を1日5.5時間点灯させた場合の目安電気料金は年間2920円ほどです。寿命は1000時間と短いため、頻繁に取り換える必要があります。 ■LED電球と白熱電球の電気料金の差は年間でおよそ2410円 LED電球と白熱電球を1日5.5時間点灯させた場合の年間電気料金の差は、およそ2410円でした。電気料金はLED電球の方が安く白熱電球の約1/6の料金であり、省エネであることが分かります。 LED電球は購入価格が白熱電球の10~30倍ほどですが、電気料金が安いうえに高寿命のため、長期的な利用は節約につながるといえるでしょう。もし電気料金が高いとお悩みの方は、自宅の照明にLEDが使われているかチェックすることをおすすめします。 もし白熱電球を使用していた場合はLED電球への取り換えを行い、電気料金が下がるか確認してみるといいでしょう。