花房地区の市道改良 足掛け12年で完了 鴨川(千葉県)
主要地方道千葉鴨川線と一般県道天津小湊田原線を、鴨川市の花房地区で直線的に結ぶ、市道和田改田線と市道外沼改田線の改良工事が完了し、1日から開通する。 同市では、市街地域の慢性的な渋滞解消と、災害に強い安心な交通ルートを確保するため、既存の市道拡幅などで、国道128号嶺岡トンネル北側から貝渚橋、主要地方道鴨川保田線(長狭街道)、千葉鴨川線、天津小湊田原線を交差しながら基幹農道の鴨川北部道路に接続するルートの整備を進めている。 これまで、平成29年に貝渚橋の架け替えと、鴨川保田線との交差点改良工事が完了している。 今回開通した市道は、延長465メートル。幅員8メートルで、車道は片側2・75メートルの2車線。総事業費2億3734万円を投じ、平成24年から令和5年度まで、足掛け12年間の工事で完成した。 3月後半には、貝渚橋から今回開通した市道につながる市道貝渚大里線も完成する予定。同市では「これにより市街地域の西側を迂回(うかい)して、鴨川保田線から北部道路につながる新たなルートが確保され、市街地域の交通量減少が期待される」と話している。