手足口病の園児をダンボールへ→「不適切な保育」で注意、ひろゆき「他にどうやって隔離すれば」 福岡市が考える「適切な対応」とは
福岡市城南区の認可保育園で、2024年7月に手足口病にかかった0歳児をダンボールに入れて隔離したことが「不適切な保育だった」として、市が園に口頭で注意した。8月11日にこれが報じられると、SNSでは「園の対応は仕方ない」といった声も上がったが、どのような対応が適切だったと言えるのか。J-CASTニュースは市に取材した。 【画像】見解を披露したひろゆき氏 ■「じゃあ、どうすりゃ良かったのさ。。。」 取材に応じた市の子育て支援部指導監査課の担当者によると、園は園児の手足口病の症状が重く、手も足もただれて抱っこがしづらい状況だったと話しているという。そのため、園では感染が広がることを懸念し、園児をダンボールに入れ隔離した。保護者が迎えに来るまでの少しの間だったと説明しているという。 この報道に、SNSでは「専用の隔離スペースがないなか、適当な対応にみえるけどもいかんのか...」「じゃあ、どうすりゃ良かったのさ。。。」と園側に同情する声や症状があるにもかかわらず預ける親に問題があるのではといった意見が寄せられた。 「ひろゆき」こと実業家の西村博之氏も8月13日にXで、「感染病の0歳児を預かることになった保育園は他にどうやって隔離すればよいのだろう? 保育園を叩いてもしょうがないでしょ。。。」とつづった。
「感染しやすくならないよう配慮しながら抱っこしてあげるとか」
では、こうした場合、どのような対応が適切といえたのか。前出の担当者は、口頭注意の際、園に対し「保育園では、お子様に対し安全で衛生的な環境を整えてあげることが大事」だと伝えたという。そのうえで、具体的には、適切だった対応として次のように話したという。 「例えば、手足のただれが酷かったのであれば、まずはガーゼなどで覆ってあげて、感染しやすくならないよう配慮しながら抱っこしてあげるとか。こうしたことも考えられますよね、とお話ししました」