“胸毛ニキ”こと八須拳太郎が格上・土肥こうじからついに3カウント。再デビューのDroog-Kは水波綾のパワーの前に散る【PPPTOKYO】
PPPTOKYO「FANTASTIC PHANTOM-夢幻なる-夜-」(5月27日、東京・新宿FACE)で“胸毛ニキ”こと八須拳太郎がタッグマッチで格上の土肥こうじからついに3カウントを奪った。 八須はこの日はかつて所属したものの、1週間で夜逃げした団体「プロレスリングZERO1」の先輩・田中将斗とタッグを結成。八須は田中とは今年1月の新宿FACE公演でシングルマッチで対戦し、敗れはしたものの「大したもんやの、お前。あの時逃げ出したお前はもうここにはおらんかった」と言わしめた。 試合では体格で大きく勝る土肥に一歩も引かないぶつかり合いを挑むが、土肥のパワーに圧倒される。土肥の執拗な押さえ込みに体力を削られるなどたびたびピンチを迎えるが、随所で得意のスピアーで脱出。
田中の頑張りで蘇生した八須は土肥にスワンダイブ式ボディーアタック、担ぎ上げてスクワットからのバックフリップと攻め込む。しかし逆にアルゼンチンバックブリーカーで抱え上げられるなど再びピンチに。今成とのツープラトンから強烈なパワーボムを連発でもらうも、とどめのラリアットを狙って走り込んだ土肥にフランケンシュタイナー。カウント2で返されるが、そこに田中がスライディングDでフォロー。間髪入れずに八須が十字固めに土肥をとらえると3カウントが入った。 試合後、敗れた土肥は八須と握手し、勝利を称えた。
この日は元東京女子プロレスのKANNA改め「Droog-K」が再デビュー戦に臨むも無念のギブアップ負けを喫した。 Droog-Kはかつて東京女子プロレスで同じ釜の飯を食った小橋マリカとタッグを組んで水波綾、野崎渚組と対戦した。 リングに上がるとスピーディーなロープワークを見せたDroog-K。先発を買って出たDroog-Kはいきなり水波と対戦。パワーで押されるも細かいテクニックで対抗。小橋と2人がかりで代わった野崎に攻め込む。しかし水波にはえぐい角度のキャメルクラッチで締め上げられ大ピンチ。野崎にはコスチュームのファスナーを下ろされ、直接張り手の連打を食らう。高速ブレーンバスターをカウント2で返すが、野崎に顔面を踏みつけられる。それでも起き上がり、スピアーで反撃。
その後も、エルボー、張り手の連打で水波に挑むも、水波は受け切った後にボディースラム、そして逆エビ固め。一度は小橋がカットするが、再び水波との1対1の攻防となるとデスバレーボムを阻止し、逆さ押さえ込みを狙うが、返されると強烈なラリアットから逆エビ固めで絞り上げられる。なんとか腕立てで脱出を図るが、なおも水波が腰を落とすと無念のギブアップ。プロの洗礼を浴びせた水波はダウンしたままのDroog-Kに歩み寄ると手を差し伸べ引き起こし、抱き合ってからリングを降りた。
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