「お花見給食」に笑顔も咲く 50本の桜眺めながら 高森南小学校
グラウンドを約50本のソメイヨシノが取り囲み「日本一の学校桜」ともうたわれる長野県高森町の高森南小学校で10日、恒例のお花見給食が行われた。6年生と1年生約210人が、満開の桜を眺めながら給食に舌鼓。咲き誇る桜と青空広がる屋外での給食に、児童らの笑顔が広がった。 町によると、校庭を取り囲むソメイヨシノは、1931(昭和6)年と33年に植樹された記録が残る。同校によると、お花見給食は62年には実施されていたといい、現在も続く伝統行事となっている。以前は全校生徒で行っていたが、コロナ禍を経て今年は6年生と1年生を対象に実施した。 昨年は開花時期が早く最盛期を過ぎた中でのお花見となったが、今年はまさに「花盛り」。児童らは満開の桜を目の前で楽しみながら、学年を超えた交流も深めた。1年生はこの日が初めての給食とあって、6年生が優しく声を掛けながらサポートする姿も見られた。 6年生の児童の一人(11)は「久しぶりのお花見給食。桜がきれいで天気も良く、とても気持ち良かった。6年生で最後なので、良い思い出になった」と笑顔で話した。