当時23歳のひとり娘を殺人事件で亡くした男性が思い語る 25日から犯罪被害者週間【佐賀県】
サガテレビ
犯罪被害者に対する県民の理解を深めようと佐賀市でフォーラムが開かれ、殺人事件で娘を亡くした男性が遺族の思いを語りました。 【福島敏廣さん】 「被害者家族になってしまうと世間の目が気になりますし、その辺で話をしている人を見るだけで事件のことを囁かれているような気持ちになり…」 このフォーラムは11月25日からの犯罪被害者週間を前に、県や被害者の支援団体の佐賀VOISSなどが毎年開いているものです。 20日は約200人に向けて19年前、福岡市で当時23歳のひとり娘を殺人事件で亡くした福島敏廣さんが講演を行いました。 福島さんは客室乗務員になる夢を奪われた娘の代わりに、若い人に夢を持ってもらうきっかけにしてもらおうと、事件現場の公園を「夢を語る公園」と名付けたことなど、事件との向き合い方について自らの経験を話しました。 【福島敏廣さん】 「第一歩が佐賀のここの地で講演ができたこと、啓子(娘)の夢と想いをみんな持ってもらえたら嬉しい」 福島さんが事件のあった福岡県以外で講演をするのは初めてで、今後もより多くの人に夢を持つ大切さを伝えたい、と話していました。
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