大坂なおみvsスイトリナは5年ぶり 共に母親になって初対戦へ、過去3勝3敗<女子テニス>
マイアミ・オープン
女子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)は20日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク229位の大坂なおみが同51位のE・コッチャレット(イタリア)を6-3,6-4のストレートで破り、初戦突破を果たした。2回戦では同17位のE・スイトリナ(ウクライナ)と5年ぶりに対戦する。 【大坂なおみ、シフィオンテクらマイアミOP組合せ】 26歳の大坂は昨年7月に出産し、今シーズンの開幕とともにツアーに復帰。先月のカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)では8強入りを果たし、今月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)では3回戦に進出した。 今大会はスペシャルランキング(出産や負傷などによる長期離脱選手の救済制度)46位を利用して出場。この日は復帰してから11試合目となった。 1回戦、大坂は6本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに85パーセントの高い確率でポイントを獲得。コッチャレットに1度もブレークポイントを与えないプレーを見せると、リターンゲームでは各セット1度ずつブレークに成功し、1時間18分で快勝した。 試合後のオンコートインタビューでは「正直なところ、この試合は1番自由に自分のボールを打てたと思う。ショットメイキングという点では、ベストの試合だったと思う。打ちたいボールがそこにあると感じた。これにはかなり満足しているわ」と語った大坂。 2回戦では第15シードのスイトリナと顔を合わせる。今大会はシード勢が1回戦免除のためスイトリナはこの試合が初戦となる。 大坂とスイトリナは過去6度対戦し、3勝3敗。最後に激突したのは2019年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)準々決勝で、そのときは大坂がストレート勝ちをおさめた。 また、スイトリナは一昨年第一子が誕生しており、昨年ツアーに復帰。大坂はスイトリナの復帰の様子を妊娠中に見ていたと明かした。 「妊娠中にウィンブルドンでプレーする彼女(スイトリナ)を見て、いつか自分もウィンブルドンに出たいと思ったのを覚えている。彼女はいつも本当に素晴らしい選手だから、トップ20に戻ってきたことは驚くことではない」 母になってから初の顔合わせとなる両者。どのような試合になるのか注目が集まる。