「子どもと一緒に暮らしているか」「65歳以下の人はいるか」…家族構成尋ねる不審電話相次ぐ 広島県大崎上島町
広島県大崎上島町の民家に、家族構成を聞き出そうとするなど不審な電話が相次いでいる。竹原署大崎上島分庁舎は10月中に15件を確認。強盗事件につながる可能性もあるとみて、町内を巡って注意を促している。 【写真】竹原署 同署によると、不審電話では中国電力の調査をかたって「子どもと一緒に暮らしているか」「65歳以下の人はいるか」などと尋ねるという。ほかにもクレジットカードの架空料金を請求する電話もあった。 11月8日、分庁舎の熊佐博史警部補(43)たちが木江の集会所であった高齢者サロンを訪れ、電話で個人情報を話さないように呼びかけた。町内で廃品回収業者をかたり家に上がり込んだ事例も紹介。在宅時も鍵をかける▽訪問者には不用意にドアを開けない▽不審に思ったら110番―などと防犯の心得を伝えた。 参加した高橋周三さん(84)は「うちにも電話があったが、おかしいと思って切った。しっかり警戒したい」と話した。
中国新聞社