【RIZIN】鈴木千裕「勝つよって被災地の子どもたちと約束したんで!」ベルトの“呪い”を拳で砕く!【単独インタビュー】
金髪がトレードマークの“天下無双の稲妻ボーイ”が、金色のベルトを腰に巻いて、ついにRIZINのリングに戻ってくる。第5代フェザー級王者・鈴木千裕が、4月29日の『RIZIN.46』で、挑戦者・金原正徳を相手に初めての防衛戦を迎える。 【動画】【RIZIN】鈴木千裕、会見に出ない挑戦者・金原に不満「王者にもファンにもリスペクトがない」 能登半島チャリティーイベントについて語る【単独インタビュー】 ORICON NEWSでは、今年の上半期のRIZINの大一番に向けて練習のペースを上げているチャンピオンにインタビュー。王者になって変わったこと・変わらないこと、会見を欠席した挑戦者・金原への不満、そしてチャリティーイベントで訪れた能登の子どもたちとの約束について、王者になってさらに説得力を増した真っ直ぐな言葉で語ってくれた。
■会見に出ない挑戦者・金原に不満「王者にもファンにもリスペクトがない」
――アゼルバイジャンでベルトを獲得してから早4ヶ月ほど経ちましたが、チャンピオンとしての自覚はもう身についていますか? 【鈴木】それは元々ずっとありましたよ。「俺は絶対にチャンピオンになる」って思って生きてきましたから。ベルトを取ったから変わるんじゃなくて、チャンピオンになる人はそういう“器”があるので、それにふさわしい行動をしようとずっと心がけてきました。だから、元々チャンピオンのメンタルにベルトがついて来たという感じです。 ――千裕選手といえば練習量の多さで知られていますが、王者になってもそれは変わっていないでしょうか? 【鈴木】変わらないですね。その点について、先日の会見でちょっとムカついたことがあったんで、ちょっと話していいですか。あの会見に金原選手が不参加だったけど、「なんで?」って思って。事情はわからないですけど、相手が会見に来ないなら僕だって来ないですよ、その時間に練習できるんですから。僕は練習の時間を削って会見に来ているのに、相手は会見に来ないで練習している。これってフェアじゃないですよね。 ――金原選手はタイで練習中とのことで、会見を欠席していましたね。 【鈴木】なんで相手は練習しているのに俺は会見をしてるのか。お互いに平等な時間を割いて話す場が会見なのに。遠い場所にいるなら別にリモート参加でもいいし、せめてビデオメッセージでもいいのにそれも出ないし、メッセージも書いてこない。これを認めちゃったら今後の会見が変わっちゃいますよ。強敵と戦う時に「俺は会見をやってる間に練習をやって、一歩先に行っちゃおう」って思いますもん。これが時代ですかね、昭和の人はそういうもんなんですかね。平成生まれはちゃんとやりますよ(笑)。 ――金原選手より17歳も若い千裕選手が「時代」を嘆くとは(笑)。 【鈴木】俺はチャンピオンであっちは挑戦者なのに、王者に対するリスペクトがないですよね。RIZINに対しても、試合を楽しみにしてくれているファンに対しても、会見を取材してくれる記者さんに対してもリスペクトがない。金原選手は格闘技業界の先輩ですけど、それは違うと思います。自分も先月にタイで合宿をやっていましたが、その時に会見の話が来たとしてもそれなりの対応はできていたはずです。だから、ちょっと納得いかないなと。 ――次に顔を合わせるのは前日計量のはずです。どんな雰囲気になるのか、楽しみなような、怖いような……。そんな思いを抱えながら、今日もこれから練習に行くんですね。