【NFL】イーグルスCケルシーが13シーズンのキャリアに幕を下ろすと正式に発表
2011年ドラフト6巡目指名を受けたシンシナティ大学出身のケルシーは、キャリアを通してイーグルスに所属。動きながら無数のパンケーキ・ブロックを決めてきたケルシーはプロボウルに7回、オールプロのファーストチームに6回選出されたほか、スーパーボウルリング1つを獲得している。
ケルシーは月曜日に「ありがとう、フィラデルフィア。この街の代表として、毎週日曜日に皆さんのお家にお邪魔させていただいたことを、心から感謝している」とコメント。
「本当に光栄だった。皆さんは俺と俺の家族にとても良くしてくれた。クリーブランドで育ち、お気に入りのアスリートたちがみんな街を去っていくところを目の当たりにしてきた。チーム全体が街を離れた。1つの街でキャリアを全うすることは、常に自分の目標だった。そして、これ以上いい街、これ以上合う街はないと思っていた。これからどうなるかは分からないけど、次の挑戦と機会が待ち受けていることを楽しみにしている。ここで得た教訓を胸に刻み、フィラデルフィアンズとしての絆を永遠に分かち合いたいと思っている。それがすべてだ」
オーナーのルーリーは声明の中で、ケルシーは理想的な“イーグル”であり、フィラデルフィアを代表する選手だと称賛しつつ、次のようにつづっている。
「ジェイソン・ケルシーがこの組織のみんなにとって、フィラデルフィアの街にとって、そしてファンにとって、どれほどの存在であったかを言葉にするのは難しい。彼は13年間、私たち全員にすべてを捧げてきた。そして、彼はそれを本物のやり方で行った。ジェイソンは素晴らしいフットボール選手だった。将来の殿堂入り選手であり、どこにいても成功を収めていただろう。しかし、これほど完ぺきな選手、街、チームの組み合わせはこれまでにあっただろうか?」
「シンシナティ大学でウオークオンのラインバッカーとなったところから、2011年に小柄な6巡目指名選手となるまで、彼の気概と決断力は比類ないものだった。ロックアウトシーズンに新人センターとして先発し、複数のコーチや攻撃スキームの下で成功を収めた彼の知性と多才さは、同じポジションの他の選手とは一線を画している。コーチ、チームメイト、スタッフへの真摯な愛と気づかいによって、彼は共に働くすべての人から愛されてきた。彼がフィールドの内外であらゆることに注いできた情熱と激しさに、街は恋に落ちた」