【中継】景観重要建造物・南昌荘 庭園の紅葉のライトアップ始まる 盛岡市
IBC岩手放送
紅葉のライトアップが始まった盛岡市の保護庭園・南昌荘に中継が出ています。 こちらには大きなヤマモミジの木が立っています。 13日紅葉のライトアップが始まった南昌荘は幕末から明治の実業家・瀬川安五郎の邸宅の一部を今に残した建築物です。 【写真を見る】【中継】景観重要建造物・南昌荘 庭園の紅葉のライトアップ始まる 盛岡市 盛岡市の保護庭園・景観重要建造物の他、庭園は国の登録記念物にも指定されています。 それでは近代建築物の「中」と「外」から眺める美しい紅葉をご紹介します。 まずは建物の「中」からの景色をご案内します。南昌荘は盛岡市出身の平民宰相・原敬や近代憲法の生みの親、伊藤博文も訪れたことがある由緒ある場所です。 偉大な歴史上の人物も歩いたであろう床を踏みしめて向かう先にあるのが… こちら「南昌の間」です。 建物の中で最も広い空間で、窓ガラスの外には光に照らされた紅葉が浮かび上がります。 また、広さおよそ30畳の丁寧に磨かれた床に紅葉が映り込み、美しい空間を演出しています。 次は再び外へ移動して庭園へ向かってみたいと思います。 ところでこの南昌荘ですが、取り壊しの危機に見舞われた過去があります。 1987年にマンションを販売する大手の不動産会社が買収に動きましたが、当時見事な庭園を残そうと、現在のいわて生協が所有を決め、今に至っています。 さて、建物の軒先から出て向かう先にあるのが先ほどもご紹介したこちらの庭園です。 池の周りを取り囲むように植えられているヤマモミジやシダレカツラが、18基の照明によって美しく照らし出されています。 今の時期、木々の葉のグラデーションは日々変化していて、紅葉はさらに深まりを見せます。 南昌荘の紅葉ライトアップは13日から17日、日曜日までの5日間の開催で、期間中は午後4時半に照明が灯され、午後7時半まで楽しむことができます。 入場できるのは午後7時までですので注意してください。この時期だけの特別な景色を、皆さんもたっぷりと楽しんでみてはいかがでしょうか。
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