東京SGのSO高本幹也はほめると伸びるタイプ 先輩CTB中村亮土の「よくやった」がエネルギー/リーグワン
ラグビー・リーグワン1部の優勝を争うプレーオフ(PO)進出を決めた東京SGのSO高本幹也(23)が23日、オンラインで取材に応じ、自身2度目の〝府中ダービー〟となる27日のBL東京戦(秩父宮)へ意気込みを示した。 12月17日の前回は、19-27で敗戦。高本はフル出場し、BL東京のニュージーランド代表SOリッチー・モウンガと対峙した。今季はここまで14試合全てに先発。高本は「ここ2、3試合続けて、相手ゴール前でスコアを取り切ることができていない。10番として(チームメートに)取り切らせるマインドを示し、取り切れるようなコントロールをしたい」と話した。 4つの酒販店を担当する社員選手でもある。酒販店に物品を運び入れるほか、酒販店が請け負う小売店や飲食店に出向くことも。「そういった方々から試合終わりにメッセージも届く。ラグビーに集中しやすい環境でありがたい」。 帝京大時代に比べ、ディフェンスの進歩が目覚ましい。「フィジカルが強いリーグになっているので、10番が日本人選手だと狙われやすい。しっかりやらないと穴になってしまう」と自覚。週に2、3度は大学の先輩でもあるCTB中村亮土やコーチとともにタックルの練習も欠かさない。中村からは好タックルが決まると、試合中でも「よくやった」とほめられるといい、「それが僕のエネルギーになっている」と口元をほころばせた。