<櫻井孝宏>「鬼滅の刃 柱稽古編」で「今の義勇をしっかりと」 ムンバイの花江夏樹と中継
ワールスツアー上映の特典映像第3弾として「『柱稽古編』特別編集映像『お館様からの手紙』」が上映されており、「花江君と一緒に収録できたのでとてもやりやすかったですし、あんな様子の義勇というのは、僕の中でもあまりイメージがなかったので、そこが新鮮でしたし、新しい一面をどうやって作っていこうかなという楽しものありました」と収録の裏側を明かした。
東京で開催された舞台あいさつには「柱稽古編」で“柱(はしら)”を演じる豪華声優陣が集結した。「個性が前面に出るキャラクターを演じる方々が盛り上げているのを、自分とか河西君(時透無一郎役の河西健吾さん)が、すっとして見ているっていう、演じているキャラクター像と重なるようなところもあって、いいなって思いましたね」と振り返った。
櫻井さんにとって「鬼滅の刃」で初の海外での舞台あいさつとなったメキシコ市については「前日まで雨が降っていなかったのですが、その日だけ雨が降って、次の日からまた晴れだったんです。河西君と、水柱と霞柱がそろったから雨が降ったということにしよう!というやり取りもありました。会場には、7000人以上の方が詰めかけてくださって、みんな推しのキャラクターのコスチュームを着ていたりするんです。それがほんとに絶景でしたね。『すごい』って」と話した。
最後に「この作品のテーマが家族愛だったり兄弟愛だったり、普遍的なものを描いていると僕は思うんですが、そういった部分が国とか言葉とか関係なく語られて、同じように伝わっているというのがすごくうれしいなと思いました。また、次のテレビアニメシリーズにつながるタイミングで、これだけ多くの人に劇場に通っていただけたことが非常にありがたいですし、冨岡義勇役として出演できてとてもうれしく思っております。これからも『鬼滅の刃』をよろしくお願いします!」呼びかけた。
「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎が、鬼に変異した妹・禰豆子を人間に戻すために旅立つ……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。コミックスの累計発行部数は1億5000万部以上。
テレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」が2019年4~9月に放送され、2020年10月公開の劇場版「無限列車編」が国内歴代興行収入1位となる約400億円を記録するなど大ヒットした。「遊郭編」が2021年12月~2022年2月、「刀鍛冶の里編」が2023年4~6月に放送された。「柱稽古編」は、鬼殺隊の最高位の剣士・柱が登場。宿敵・鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)との決戦に向けた“柱稽古”が描かれる。フジテレビ系で5月12日から毎週日曜午後11時15分に放送される。