「何十年も捜査人員を割くのは不可能」…桐島聡容疑者だけじゃない「重要指名手配犯13人」の素顔写真
’70年代に起きた連続企業爆破事件で重要指名手配されている「東アジア反日武装戦線」のメンバー・桐島聡容疑者を名乗る男が死亡したのは、1月29日朝のことだった。藤沢市内の工務店に住み込みで働いていたこの男は胃がんを患い、神奈川県鎌倉市の病院に「内田洋」の名前で入院していたが、同月25日に「本名で死にたかった」と打ち明けたという。 「あっ!」もしかして……近くに潜んでいるかもしれない「13人の重要指名手配犯たち」【写真をみる】 「正直、我々としても寝耳に水でした。神奈川県警から連絡を受けてから動き出した、というのが実情です。今後は死亡した男が桐島容疑者本人として書類送致され、検察が″被疑者死亡につき不起訴″で処理することになるでしょう」(警視庁公安部関係者) 現在、日本には桐島容疑者のほか、’12年の「六本木クラブ襲撃事件」の主犯・見立真一容疑者(44・懸賞金600万円)ら13人の重要指名手配犯が存在する。 「今回のように本人が名乗り出たり、うっかり自身の犯行をほのめかしたりしない限り、重要指名手配犯を逮捕するのは至難のワザ。逃げ続ける犯人に対して何十年も継続して人員を割くことは物理的に不可能だからです。月ごとに逮捕状を更新しつつ、班態勢で複数の容疑者の捜査を同時に行っています」(同前) 下の重要指名手配犯たちも、偽名を使ってあなたの住む地域でひっそりと生活しているかもしれない。 『FRIDAY』2024年2月16日号より
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