福島県須賀川市で「空想フェス」開幕 17日まで多彩な企画 須賀川市と円谷プロ
福島県須賀川市、円谷プロダクション(東京都)、県主催の「すかがわ空想フェス2024」は16日、須賀川市や福島空港で開幕した。「特撮の神様」と称される円谷英二の故郷で空想の力を楽しむ初の催しで、17日まで多彩な企画を展開している。 市と円谷プロの、まちづくり提携協定に基づく「空想の力を育むまち」プロジェクトの一環。オープニングイベントで大寺正晃市長、円谷プロの青木竹彦常務執行役員、佐藤宏隆副知事があいさつした。大寺市長が事前に募った怪獣をテーマにした作品の中から優秀作品を表彰した。ウルトラマン、ウルトラセブンが駆け付け、表彰を受けた児童らと記念写真に収まった。 怪獣造型師品田冬樹さんによるトークショー、ウルトラヒーローが登場するライブステージなどを繰り広げた。品田さんは円谷のエピソードや怪獣造形の秘話を語り「先人の空想が想像力になり、発明ができた。空想することを忘れなければ、豊かな生活になる」と呼びかけた。
文化庁の事業でアメリカや台湾の特撮ファンらも訪れた。 17日は、予約済みの人が対象の上映会を開く。ウルトラヒーローとの記念撮影会なども催す。