漁師の仕事への理解深めて 中学校で出前授業 キジハタの稚魚を放流
南海放送
中学生に漁業の魅力をPRです。 29日、新居浜市立北中学校で開かれた出前授業。講師を務めたのは、現役の漁師です。 愛媛県青年漁業者連絡協議会が、地元の漁業や水産物に親しみを持ってもらおうと企画しました。 授業では生徒たちが、8センチほどに育った「キジハタ」の稚魚、およそ120匹を放流しました。 キジハタは別名「アコウ」とも呼ばれる高級魚で、県内でも年々漁獲量が増えています。 生徒: 「元気に育ってくれたらいいなと思いました」 県によると、去年の県内の漁業就業者数は4761人で、5年前と比べ2割以上減少しているということです。 県青年漁業者連絡協議会 近藤高行会長: 「1人でもいいので漁業者・後継者として携わってくれる人が出てきてくれたらなと」 きのうは漁業について学ぶ座学も行われ、生徒たちは漁師の仕事への理解を深めていました。