九州初や県内初のテナントなどが多く入る商業棟に詰めかけた買い物客＝長崎スタジアムシティ

　長崎スタジアムシティ開業に伴い、商業棟「スタジアムシティサウス」が１４日オープン。朝から多くの買い物客が詰めかけ、お目当ての店舗で買い物を楽しんだり、スタジアムの座席で食事をしたりと、長崎に誕生した待望の大型施設を満喫した。 　商業棟をはじめ施設内には現時点で約７０のテナントが入り、このうち３割近くが九州初や県内初出店。人気店には長蛇の列ができた。 　家族４人で訪れた長崎市の会社員、久家弘一郎さん（４７）はスポーツ用品メーカー「ニューバランス」の直営店がお目当て。「どこを見てもすごくわくわくする。足湯にも行ってみたい」と笑顔で施設の中に入っていった。 　飲食店８店が並ぶフードホールでラーメンを食べた長崎市の主婦、松山由利子さん（６３）は「長崎にこんなにもすてきな場所ができてうれしい」と喜色満面。福岡県宗像市の３０代女性は「一企業がつくったと考えると驚く。県外からでもまた来たくなった」と興奮気味に話した。 　開業に合わせ、施設内ではさまざまなイベントが開かれた。ホテル近くの北広場階段下では「ながさき未来応援ポケモン」の「デンリュウ」が登場。ファンや子どもたちと触れ合い、写真撮影にも応じた。デンリュウがデザインされたサンバイザーも配られた。 　大のポケモン好きという長崎市の松本啓杜さん（５）は「楽しかったし、動きがかわいかった」とうれしそうに話した。