【オークス展望】史上18頭目の牝馬クラシック2冠目指すステレンボッシュに注目
「オークス・G1」(19日、東京) 桜の女王ステレンボッシュが不動の中心だ。阪神JF2着から直行で臨んだ桜花賞をV。この中間も放牧を挟んで順調に来ており、国枝師は「トラブルなく来られて雰囲気もいい。数字が増えているわけじゃないけど、体もいい感じ。理想的だね」と不安なしを強調する。1週前の美浦では、新コンビを組む戸崎圭を背に6F83秒6-36秒9-11秒1をマーク。史上18頭目の牝馬クラシック2冠達成へ、順風満帆と言っていい。 桜花賞3着のライトバックが逆転に虎視眈々(たんたん)。1週前は栗東CWで6F82秒7-36秒7-11秒3。開業4年目でのG1初制覇を目指す茶木師は「とてもいい動きでしたね。気性面も成長しているとヒシヒシ感じます」と上昇を伝える。同4着のスウィープフィートも、距離延長は望むところ。庄野師は「輸送に左右される馬じゃないし、血統を見ても東京芝2400メートルは、成績を残している馬が多い」と分析。28年ぶりのオークス制覇が懸かる武豊の手腕にも期待だ。 桜花賞8着のクイーンズウォークも見限るのはまだ早い。昨年のリバティアイランドを手がけた中内田師&川田のコンビが連覇を狙う。休み明けの桜花賞は13着に沈んだチェルヴィニアは、ルメールとの再コンビで逆襲へ。別路線組ではフローラS覇者アドマイヤベル、3連勝でスイートピーSを制したコガネノソラが勢い十分で大一番に臨む。