【長崎】ノーベル平和賞授賞式田中熙巳氏が出席へ
NCC長崎文化放送
日本被団協の受賞が決まった今年のノーベル平和賞の授賞式で、長崎原爆の被爆者の田中熙巳代表委員(92)が演説を行うことが分かりました。 【写真】ノーベル平和賞授賞式田中熙巳氏が出席へ
長崎からは、被爆者で医師の朝長万左男さん(81)や高校生も現地を訪問します。 ノルウェーのノーベル委員会は、12月10日にノルウェーのオスロで行われるノーベル平和賞の授賞式に、日本被団協の田中熙巳代表委員が出席し、代表して賞状とメダルを受け取ると明らかにしました。 92歳の田中代表委員は、13歳の時に長崎で被爆した体験を世界に伝える運動を行っていて、授賞式では演説も行う予定です。 長崎県被爆者手帳友の会の会長で医師の朝長万左男さん(81)もオスロに招かれました。 授賞式とあわせ、翌日開かれる核軍縮に関するフォーラムでの講演の依頼を受けました。長年、白血病研究や被爆者医療に携わってきた専門家として意見を交わします。 また長年、核兵器廃絶を求める署名を集め、国連に届ける活動に取り組む高校生平和大使派遣委員会は、長崎から2人、広島から1人、全国から1人、合わせて4人の高校生の派遣を計画しています。 来月中旬をめどに人選を進めます。ノーベル委員会は、授賞理由で、「新しい世代が被爆者の経験とメッセージを引き継いで世界に訴え、「核のタブー」の維持に貢献している」と評価しています。
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