常総学院、史上初タイブレーク制す 敦賀気比降す 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会は第5日の24日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、センバツ優勝経験校同士の対戦は常総学院(茨城)が敦賀気比(福井)を延長十三回タイブレークの末9-5で破り、第8日(27日)の2回戦に進んだ。常総学院は、8強入りした第87回大会(2015年)以来のセンバツ勝利となった。 【常総学院vs敦賀気比の試合を写真特集で】 常総学院はタイブレークの十三回、秋本の右前適時打と太田和、田中の連続適時打で計4点を勝ち越した。八回から登板した2番手の大川が、その裏を無得点に抑えた。敦賀気比は4点を追う七回に東の犠飛などで3点を返し、八回に小西の犠飛と本田の右前適時打で同点としたが、九回以降のサヨナラ機をものにできなかった。 ◇常総学院・島田直也監督 サヨナラのピンチばかりだったが、攻める気持ちで守ろうと伝え、その通り選手が動いた。元々、継投の予定で、秋本は状態が良いとは言えない中でうまく投げ、大川は力通りの投球だった。 ◇敦賀気比・東哲平監督 タイブレークでの決着は仕方がない。それまでに追い越せず、力がなかった。八回に逆転したら違った。この経験がどう生かされるか楽しみ。こういう試合を勝ちきれるチームを作りたい。 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。