トニー・ストームと対戦したAZM

　13日（日本時間14日）に放送された米AEW「COLLISION」に、スターダムのAZM（21）が出場。AEW世界女子王者トニー・ストーム（28）を相手に大奮闘した。 　前日12日には新日本プロレスのシカゴ大会に参戦し、STRONG女子王者ステファニー・バッケルに惜敗したが、2日続けて強敵とのシングル戦に臨んだ。 　スターダム時代とは違ってマリリン・モンロー風のルックスに変貌したトニーは、マライア・メイを従えて白黒画面で貫禄十分の登場。ノンタイトル戦ながら、AZMが勝てば世界王座挑戦のチャンスが回ってくる。高笑いするトニーの足を踏んで動きを止めると、ミドルキックからドロップキックを叩き込んで、歓声を浴びた。 　さらにフットスタンプで攻め込んだが、エプロンで強烈なヒップアタックを浴びて場外に吹っ飛んだ。ここでマライアとAZMのセコンドに就いていたアンナ・ジェイが乱闘。AZMはこれに気をとられたトニーを鉄階段に激突させると、エプロンから強烈なキックをぶち込んだ。続けて豪快なミサイルキックを決めてみせた。だが体格で勝るトニーが力任せに逆転。AZMはサイドバスターで叩きつけられたが、「レッツゴー、トニー！」「AZM！」のチャントが交差する中、ダイビングフットスタンプで勝負に出た。 　これをカウント2で切り返されライガーボムを浴びるも、必殺のあずみ寿司で丸め込んだ。しかし、世界王者から3カウントは奪えない。最後はキックをキャッチされ、ジャーマンからコーナーでヒップアタック、ストーム・ゼロ（変型パイルドライバー）をくらって3カウントを聞いた。 　それでも世界王者を相手に大健闘。目の肥えたAEWファンのチャントも起こしてみせた。AZMは自身のX（旧ツイッター）に、バックステージでうなだれた写真とともに「これを終わらせない。すぐに強くなって戻ってくるよ」とポスト。米マット再挑戦を誓っていた。