富山県内の戦前・戦中生まれ、高齢化進み13万人
終戦から79年が経過し、富山県内の戦前・戦中生まれの人口は減少が進んでいる。国や県の統計によると、1944年9月以前に生まれた人は、2000年に約36万9千人おり、県民の3分の1を占めた。その後は高齢化が進行し、23年は約13万人で、人口に占める割合は13%まで低下した。 空襲の記憶を語ることのできる人はさらに少ないとみられる。 富山大空襲時に就学年齢に達していた人は00年は約27万5千人いたが、23年は約6万3千人に減少。今後十数年でほとんどいなくなると予想され、記憶の継承は急務となっている。