一関市は、東京ガールズコレクション（TGC）実行委の若者向けイベント「TGC　teen（ティーン）　ICHINOSEKI」を2025年も市内で開催する方針を決めた。18日の定例記者会見で佐藤善仁市長が明らかにした。開催は23年から3年連続で、市内に工場がある企業が企業版ふるさと納税（地方創生応援税制）として9月に同市に寄付した1億円を開催経費に充てる。市は市議会定例会12月通常会議に関連予算案を提出し、可決を経て年内に地元団体による推進委員会を発足させる。 　TGCは、若者女性を中人に人気がある国内最大級のファッションイベントで、19年からは10代向けのTGCティーンも開催されている。同市では、同市藤沢町に岩手工場があるオートバイ用ヘルメット製造・販売のSHOEI（石田健一郎代表取締役社長）から寄付された企業版ふるさと納税1億円を活用し、昨年5月に初開催された。