飯田版画研究会が作品展 東京芸大名誉教授迎え合評会も
飯田創造館(飯田市伝馬町)で11月21日、「第24回 飯田版画研究会 版画展」が始まった。(飯田経済新聞) 【写真】作品制作過程を北川原さんへ紹介するメンバー 地域の版画家たちが集結し、版画の魅力と奥深さを伝える作品を展示する同展。個性あふれる作品63点が並ぶ。同会代表の安藤陸子さん、北野敏美さんなど同会メンバー15人のうち13人が参加する。北野さんの作品「Two triangles」をはじめとするさまざまな技法やテーマの作品を並べ、「伝統と現代の版画表現が楽しめる内容」だという。 11月21日の13時からは、飯田高校卒業生で、東京芸術大学名誉教授の北川原温さんを迎えた合評会が行われた。同会メンバーが一人ずつ北川原さんに制作過程などと合わせ作品を紹介した。 北川原さんから「個性豊かで考えてることが違う。技法もそれぞれ考え、説明を受け『なるほど、なるほど』と感心した。技術を組み合わせることで思ってもいない表現ができ、楽しみながらやっている方、考え込んで悩んで深いところを見ている方など、作品を作る過程で試作しながら考え、そのプロセスで結果がある。版画のステップ、プロセスに関心した」と感想を述べた。 11月24日14時から、北野敏美さんによる「銅版画制作」の実演と、会員によるギャラリートークを予定し、作家本人の制作過程を間近で体験するイベントを行う。 開館時間は9時~17時(最終入館は16時)。入場無料。11月24日まで。
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